今年もあっという間の1年だった。
前年の最強世代レギュラー7人が抜け、全員が初ポジションでスタートした。
冬場の練習が実り、春先の出だしは好調。
特に打線は見事だった。
このまま前年に引けをとらないチームに成長するのでは?
そんな期待に満ちたスタートだった。
しかし、困難は突然やってきた。
元気な声は消え、笑顔も消え、監督の怒鳴り声も消えた。
ドン底まで落ちた。
急降下する選手の成績。
チームも勝てなくなった。
成長の止まったチームは衰退するのみ。
結果を求めず、少年野球を全うすることだけを考え、
時間が過ぎるのをただ見ていることしか出来ないのか?
しかし、この子達は違った。
どん底に落ちながらも、諦めず、少しずつ、少しずつ
前に進んでいた。
立ち止まってはいなかった。
そして最後の4大会
全て初戦敗退なら4試合で今シーズンが終了する。
この子達は18試合を戦い抜き、輝いて卒団していった。
後輩たちの心に、強い安茂里松ヶ丘を刻んで卒団していった。
君たちのおかげで、後輩たちは誇りを持ってエンジのユニフォームを着るだろう。
ありがとう。